エブリバディダンスクラブの金曜アクロバットクラスで昨日「進度ノート」が配られました☆彡
逆立ちからバク転や大技まで、様々な課題が載っていて、できた人はスタンプを貰えるのですが、どうやら現メンバーで最初に満タンにした人には景品があるみたいで楽しみですね(^^)/
12月からはアクロバットの次のクラスで、ブレイキングレッスンがスタートし、来年のHHIに向けて着々と多ジャンルの強化が成されています。
本日のブログは、コンテストやレッスンで突飛する人の特徴について書きます。
↑突飛と言いましたが、実はこの見方は結果を出した本人ではない、周りの人から見た状況なのです。
つまり、何かで1番を取る人は、自分の事を1番と思っていないことがほとんどなのです。
エベレストの登頂を夢見ている人が、富士山を登頂した時に、自分は1番だと思うでしょうか??
しかし、富士山の登頂を最大の目標としている人達からすれば、グループで1番に富士山を登った彼のことを「能力が突飛してる!」ときっと思うでしょう。
2番手、3番手の人の方がむしろ富士山の専門家であって、しかし何かで1番になる人というのは必ずといっていいほど、違う世界の人なのです!
これと同じことが2000年代のインストラクター界ではよく起こっていました。
ダンスレッスンには大きく分けて3つありまして、、
1、ダンススタジオ 2、カルチャースクール 3、スポーツクラブ
この中で、ストリートダンスを初期の頃から扱っていたのが勿論1で、90年代のダンスでプロになれる人がごく限られていた頃の講師は、数少ないスタジオの中で指導し、また生徒も1に行かなければダンスに触れられない時代でした。
2000年代に入り、ダンスが一般化してきた頃、生け花やギター教室を扱っていた2や、エアロビクスが衰退し困っていた3が、何とかダンスを取り込みたいということで、大々的なインストラクターオーディションを開催しました。開催しまくってました・・・
1で既に大御所と呼ばれていた講師達は全く食いつかなかったのですが、時代を先読みしていたアンダーグラウンドのダンサーと、指導に長けている職業インストラクターとの大激戦が繰り広げられました。
勝敗は目に見えていました。
ステージに立ったことのない、ストリートで修業を積んだことのないインストラクション専門の人達は、ヒップホップダンスは表現しづらく、その道で高みを目指している人には内容も集客も勝てませんでした。
1,2,3においてこのような図式が生まれました→ インストラクター < アングラダンサー
東大生が教師にならない事例とも似ています→ 教師 < 科学者
誤解してほしくないのは、これは職業の尊さではなく能力値のことです。
アメリカのある実験で、何千人かの学生を対象に、1学期だけ担任ではなく現役の科学者(or 偏差値の高い職業)が授業を担当しました。
その学期の生徒の成績がどうなったかは自明の理でした。
クラブシーンで戦い、メンバーと喧嘩しながら思いを伝え、客に見せるための作品を作ってきた経験のあるダンサーにとって、インストラクションとは、高尾山に登るくらいのものでした。
職業インストラクターはその名の通り1日の大半、レッスンで行うメニューや振付けに時間を費やしていますが、ダンサーは5分あればそれが可能なので、「目に見えぬ産業革命」がこの業界で起こり、ダンサーにとってそれは「ニッチ産業」でもありました。
しかし1ならともかく、2や3の現場で質の高いレッスンをし一番になったところで、ダンサー本人にとっては全く嬉しくも、凄いとも思えません。
彼らの目指すものは、もっとその先にあるからです。
今こうして、ストリートダンスで1人でも本物のダンサーを輩出しなければならない状況において、子供のうちからアングラの現場、つまりコンテストや専門的なイベントで慣れ勝つために、相当な準備が必要となってきます。
何十時間とかけて作り上げられた振付け作品を表現することは、レッスンの範疇は軽く越えます。
日帰りで富士山に登るためにやるのではなく、エベレストの凄さ、確固たる「夢」を提示することが大切です。
HIPHOP INTERNATIONALもそれに該当する1つ。
日本のどんな大会も頑張って取り組み、視線の先には必ず世界を据えて。
リバーちゃんに任しといて(`・ω・´)ゞ
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